国土交通省は、事前防災対策や再度災害防止のための緊急対策に年度途中で予算を配分する「防災・減災対策等強化事業推進費」で、2022年度2回目の採択事業を決めた。7月末までの豪雨などで被害を受けた全国59カ所を対象に、国費で合計84億1000万円を配分する。
同事業では、激甚災害が頻発する現状を踏まえ、防災・減災対策の強化へ、年度途中で公共事業費を予算配分する。洪水対策やがけ崩れ対策、耐震化などに機動的に着手できるようにする。交通事故の再発防止対策にも予算を配分している。
内訳を見ると、被災地域の災害対策に伴う洪水・浸水対策9件に24億7000万円、暴風・波浪対策1件に3億円、がけ崩れ・法面崩壊等対策10件に13億3000万円、盛土緊急対策他3件に3億9000万円。
交通事故の再発防止に伴う交通安全対策1件に1億7000万円。
事前防災に伴う洪水・浸水対策8件に16億7000万円、がけ崩れ・法面崩壊対策14件に7億8000万円、鉄道施設の耐震対策他13件に13億1000万円の配分を決めた。
提供:建通新聞社