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2022/09/13

7月の受注動態 4カ月ぶりに減少

 国土交通省は、7月の建設工事受注動態統計調査報告をまとめた。これによると、全国の建設会社が7月に受注した工事の総額は、前年同月比3・0%減の8兆7270億円で、4カ月ぶりの減少となった。発注者別では公共工事と民間工事からの受注がともに減少した。元・下請け業者別に見ると元請けの受注が減少する一方、下請けの受注が増加した。
 受注総額のうち、元請け受注高は5・8%減の5兆6542億円、下請け受注高は2・7%増の3兆0728億円だった。元請け受注高のうち、公共機関からの受注は10・8%減の1兆7428億円と3カ月連続で減少、民間からの受注も3・4%減の3兆9113億円と8カ月ぶりに減少した。
 1件500万円以上の公共工事の受注総額は12・0%減の1兆6770億円と2桁の減少となった。このうち国の機関からの受注が17・4%減の4070億円、地方の機関からの受注が10・1%減の1兆2700億円となり、ともに減少した。
 工事種類別では、「道路工事」の受注額が5060億円と最も多く、以下、「教育・病院」の2579億円、「治山・治水」の1885億円が続いた。
 民間の建築・建築設備工事(1件5億円以上)の受注は13・0%増の8663億円と2桁の増加。不動産業からの受注が33・7%増の3167億円と4カ月連続で増加する一方、製造業からの受注が8・7%減の17884億円となり、10カ月ぶりに減少した。
 工事種類別では、「住宅」の2160億円、「工場・発電所」の1994億円、「事務所」の1188億円が受注額の上位を占めた。
 民間の土木工事・機械装置等工事(1件500万円以上)の受注総額は12・2%増の7009億円だった。

提供:建通新聞社