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2022/08/19

7月の建設物価指数 過去最高に

 建設物価調査会によると、7月の建設資材物価指数は全国平均で134・1と前月比で1・4ポイント増加。2020年8月から24カ月連続で上昇し、最高値を更新した。特に土木部門はコンクリート製品などの値上がりが影響し、131・0ポイントと前月比で2・1ポイント増加した。
 建設資材の物価指数は、建設工事で使用される資材の総合的な価格動向を示すもの。資材価格が上昇し始めた20年6月時点と比較すると、鋼材、木材、石油関連製品が大幅に上昇。アルミサッシ、ガラスなどの建築関連資材、配管用炭素鋼鋼管、硬質ポリ塩化ビニール管といった設備関連資材も幅広く値上がりしている。資材別では、コンクリート型枠用合板が、現地の原木不足による入荷減の影響で依然、市中の品薄感が解消されず、19カ月連続で上昇、最高値を更新した。ビル用アルミサッシは約15年ぶりに値上がりした。
 一方、異形棒鋼、電線(鉄スクラップ、銅など)の原料価格は弱基調で推移。下落に転じる資材もあらわれてきた。
 建設物価主要資材40品目の動向を3カ月前と比べると「強含み」が21品目から7品目に減少、「横ばい」が15品目から27品目に増加しており、建設物価調査会では価格高騰に一服感が見られるとしている。

提供:建通新聞社