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　国土交通省は、自治体によるスマートシティ具体化に向けた先駆的な実証事業を支援する「スマートシティ実装化支援事業」で、２０２２年度の支援対象地区14地区を選定した。これまでも計画策定を支援してきており、今後は補助事業として、計画の具体化を後押ししていく。
　14地区と支援事業の概要は次の通り。
　▽福島県会津若松市―「命を守るデジタル防災プロジェクト事業」（位置情報活用した防災アプリを構築）
　▽茨城県つくば市―「スマート・コミュニティ・モビリティ実証調査」（ＡＩによる交通渋滞の事前予防）
　▽さいたま市―「スマート・ターミナル・シティさいたま」（３Ｄ都市モデルによる施策効果の可視化）
　▽東京都千代田区―「２０２２年度大丸有リ・デザイン実証事業」（自動走行ロボットと人の共存）
　▽東京都港区―「Ｓｍａｒｔ　Ｃｉｔｙ　Ｔａｋｅｓｈｉｂａ」（３Ｄ空間での人流シミュレーション活用）
　▽東京都大田区―「羽田空港跡地第１ゾーン整備事業、第一期事業」（ロボット活用による利便性向上）
　▽岐阜市―「スマートシティぎふ推進プロジェクト」（国交省の河川水位データと連携した水防情報管理システム構築）
　▽愛知県岡崎市―「既存アプリとの連携等による拠点施設からまちなかへの人流波及効果検証事業」（人流分析カメラなどスマート技術を活用したにぎわい創出）
　▽愛知県春日井市―「交通結節点のスマート化によるにぎわいのある安心安全なまちづくり」（モビリティーポートによる公共交通の利用促進）
　▽京都府精華・西木津地区―「デジタルツインを活用した避難誘導による行動変容検証事業」（ＡＩオンデマンドバスの導入）
　▽大阪市―「位置情報活用の有効性及び貢献ポイントによる来街者の行動変容に向けた実証事業」（位置情報活用の有効性を検証）
　▽和歌山県すさみ町―「観光拠点・防災道の駅中心の複数分野における高度化・自動化事業」（３Ｄマップによる情報発信）
　▽松山市―「松山スマートシティプロジェクト」（仮想空間での都市プランニング）
　▽熊本県荒尾市―「荒尾ウェルビーイングスマートシティ、防災セキュリティ見守り分野」（顔認証による見守りサービスの早期実装）

提供：建通新聞社