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2022/07/08

最新の資材単価引用 都道府県で一部改善

 予定価格の積算について、全ての資材で「最新の物価資料の資材価格を引用している」と答えた都道府県は、ことし5月時点の調査から1団体増え、全16団体となった。国土交通省は、資材価格の高騰を踏まえ、公共発注者に対し、最新の物価資料を積算に反映するよう促している。今回初めて都道府県名を明らかにして引用状況を公表した=表参照。
 国交省では、市場の最新単価を適切に積算へ反映するため、物価資料(『建設物価』建設物価調査会、『積算資料』経済調査会)の最新版から価格を引用することを推奨している。
 これに伴い、全都道府県の物価資料の活用状況をT〜Y段階で評価。全資材で毎月最新の物価資料の単価を引用している「T」を最終的に目指すべき目標に位置付け、ステップアップするよう改善を促している。
 5月調査以降では、沖縄県が「Y」から「T」に、埼玉県が「X」から「V」に改善した。
 物価資料に掲載されていない地区がある生コンクリートとアスファルト合材の材料単価については、別途、T〜W段階で引用状況を評価している。

提供:建通新聞社