国土交通省は、中央省庁が庁舎整備などの予算要求に使用する「2023年度新営予算単価」を決定した。庁舎1平方b当たりの単価を規模に応じて設定する標準予算単価は前年度比4・0%増となり、10年連続で上昇した。建築物の用途に応じた全省庁の統一モデルは前回と変わらず全27モデルのまま。
新営予算単価の標準予算単価は、官庁施設の新築時の工事単価を庁舎・寄宿舎・体育館・倉庫・車庫などのモデルごとに示したもの。
単価は、全省庁共通の統一基準として、中央省庁が次年度予算の概算要求時に使用する。標準予算単価をベースとして、各施設の仕様に応じた標準単価基準を追加し、地域別の工事費指数を乗じて要求額を決定する。
国交省は5月19日に中央省庁の営繕担当部署に対して、23年度新営予算単価を提示した。
23年度の庁舎8モデルの標準予算単価(1平方b当たり)は次の通り。
▽延べ200平方b―33万8100円▽延べ400平方b―32万7850円▽延べ750平方b―28万9330円▽延べ1500平方b―27万0440円▽延べ3000平方b―25万5100円▽延べ6000平方b―25万1390円▽延べ1万5000平方b―27万7420円▽延べ3万平方b―27万0450円
提供:建通新聞社