建設工事で使われる資材の価格動向を示す建設資材物価指数は、4月の全国平均で21カ月連続のプラスとなった=図参照。2021年1月以降、最高値を更新し続けている。建設物価調査会の調査で分かった。
主要10資材の全国の平均価格(ベースサイズ)は、2年前と比べ、特に鋼材、木材、電線、燃料油など原材料を輸入に依存する資材で上昇が顕著となっている。直近3カ月での主要資材の価格動向を見ると、異形棒鋼は、全国各都市で1d当たり、1万4000円〜2万5000円上昇、同H形鋼で5000円〜1万円上がった。
生コンは、全国56都市で1立方b当たり、200円〜3000円上昇。再生アスファルト混合物は全国198都市で1d当たり、100円〜3000円上昇した。
ステンレス鋼板、亜鉛めっき鋼板、アルミ圧延品、セメント、ストアス、仮設土木用木材、塩ビ管、せっこうボード、建築用断熱材、スクラップなどの価格も全国的に上昇している。
提供:建通新聞社