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中央ニュース

2022/04/04

CLT、耐火部材 公共建築で率先利用

 政府は、3月31日に開いた木材利用促進本部で、2021年度の「建築物における木材の利用の促進に向けた措置の実施状況」をまとめた。国が整備する公共建築物の木造化率(20年度実績)が96%だったことなどを報告。木材利用促進法に基づき21年度に策定した新たな基本方針を踏まえ、今後は直交集成材(CLT)や木質耐火部材を率先して利用し、公共建築物での木材利用をさらに増やしていく。
 公共建築物の木造化実績は20年度時点の旧方針に基づき、3階建て以下の低層を対象に算出。木造で整備したのは132棟で、内装の木質化と合わせた木材使用量は5286立方bとなった。
 新方針では、特に都市部で木材利用をさらに加速させるため、民間を含む建築物全般に対象を拡大。今後は、公共建築で木材利用を率先して進めるとともに、取り組み状況を民間にも発信。建築物木材利用促進協定制度を周知し、木材を利用しやすい環境を整える。

提供:建通新聞社