国土交通省は、2022年度から新たに、道路をより良くするための技術研究6件に取り組む。研究者による技術研究を支援し、道路政策の質の向上につなげる。応募のあった研究テーマ28件の中から、ハード分野4件、ソフト分野2件の計6件を選んだ。
研究テーマと研究代表者は次の通り(敬称略)。
【ハード分野】
▽統計的アセットマネジメント手法に基づくバックキャスティング型道路政策の深化についての技術研究開発―貝戸清之(大阪大学)
▽ICTと商用車プローブデータを活用したAIによる道路維持管理システム―松田浩(長崎大学)
▽再生可能な水素を併産するバイオマスベースの舗装材に関する技術研究開発―高津淑人(東京都市大学)
▽リサイクル炭素繊維のコンクリート構造物用補強材への応用―國枝稔(岐阜大学)
【ソフト分野】
▽道路整備による走行時間短縮便益等を把握する手法についての技術研究開発―加藤浩徳(東京大学大学院)
▽権利と効率のストック効果に基づく社会的意思決定方法と実用的なストック効果計測手法の開発―小池淳司(神戸大学大学院)
提供:建通新聞社