国土交通省は、2021年度第3四半期受注分の建築物リフォーム・リニューアル調査報告をまとめた。第3四半期のリフォーム・リニューアル工事の受注高は前年同期比21・6%増の3兆1581億円で、2期連続の3兆円超となった。高まるマンションの大規模修繕需要を背景にリフォーム市場が好調だ。
住宅の受注高は、17・1%増の1兆0332億円と、18年第4四半期以来11期ぶりに1兆円台を回復。増築工事が50・4%減の120億円、一部改修工事が15・2%減の200億円、維持・修理工事が16・7%減の1614億円と落ち込みを見せる中、改装・改修工事が31・1%増の8397億円と大幅に増加。住宅全体の受注高を押し上げた。
非住宅は23・9%増の2兆1249億円と2期連続で2兆円台をキープ。内訳は、増築工事が275・1%増の2345億円、維持・修理工事を含む改装・改修工事が14・9%増の1兆8573億円、一部改築工事が5・7%減の331億円となった。
許可業者5000者を対象に受注高を調査し、全国ベースのリフォーム・リニューアル工事の受注高を推計した。
提供:建通新聞社