建設業振興基金は、建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録申請の負担を軽減するため、行政書士による代行申請を2月から始める。CCUSに事業者登録した行政書士に対して代行申請を認める。
建設業振興基金が2021年にCCUS利用者を対象に実施したアンケート調査では、CCUSの登録方法を簡単にすることや、登録サポートの充実を求める声が多くあった。
そこで、全国の中小・零細建設業の約7割の建設業許可や経営事項審査の手続きをサポートしている、行政書士による代行申請を認める。CCUS登録での事業者や技能者の事務負担を軽減するとともに、行政書士から中小・零細建設業へのアプローチによるCCUSの登録促進にもつなげる。
基金では、円滑な代行申請やCCUS運用支援の充実を図るため、行政書士を対象とした講習も実施する。講習修了者は「CCUS登録行政書士」としてCCUSのホームページで4月から公表する。ただし、CCUS登録行政書士でなくても、事業者登録した行政書士であれば、代行申請は可能。
提供:建通新聞社