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中央ニュース

2022/01/24

BIM活用 中小向けロードマップ作成へ

国土交通省は1月21日、建築BIM環境整備部会の第2回中小型BIMモデル事業ワーキンググループを開いた。中間報告として、中小事業者BIM試行型モデル9事業の実施状況を検証した。今後、検証で得られた効果や課題を分析し、建築の設計から維持管理までの各段階でのBIM活用に向けた、中小事業者のためのロードマップなどを作成していく。
 モデル事業は、民間や公共施設の建築プロジェクトを対象とした9事業。いずれも中小事業者が事業者間でグループを形成し、試行的にBIMを活用。併せて、試行結果を検証し、BIM普及に向けた改善方策を探ることとしている。
 今回のワーキンググループでは、9事業者が、それぞれのモデル事業の概要と実施状況を報告。このうち鹿児島県のixreaと渡辺組によるモデル事業では、鉄筋コンクリート造3階建て住宅の新築工事で「BIMcloud」を活用し、プロジェクトの関係者全員が一つのデータに同時にアクセスできる環境を構築し、設計・施工・監理業務を行った。
 BIMを活用した効果について担当者は、「施主との建築イメージの共有がスムーズにできた」と報告。一方で、「スピーディーに建築イメージを示せたことで、施主からの変更の要望が繰り返され、スケジュールに遅れが出た」ともした。
 委員からは「変更が増えたかもしれないが、スピーディーに建築イメージを示せたことは、クライアントへの対応がよりきめ細かくできる効果があったとも言えるのではないか」といった意見が述べられた。
 他の8事業も順次、報告と検証が行われた。
 検証結果は参加者で共有し、「建築分野におけるBIM標準ワークフローとその活用方策に関するガイドライン(第1版)」の改訂にも反映していく。

提供:建通新聞社