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中央ニュース

2022/01/17

21年11月の受注2.5%減 2カ月連続

 国土交通省がまとめた建設工事受注動態統計調査報告によると、2021年11月の全国の建設会社の受注総額は、前年同月比2・5%減の7兆8249億円となり、2カ月連続で減少した。公共工事が12・6%減、民間工事が1・9%減といずれも前年同月の受注額を下回った。
 元請け・下請け別では、元請け受注高が5・0%減の4兆8951億円、下請け受注高が1・8%増の2兆9298億円。元請け受注高のうち、公共工事は12・6%減の1兆2851億円、民間工事は1・9%減の3兆6099億円だった。公共工事は5カ月連続、民間工事は2カ月連続のマイナスとなる。
 公共工事のうち、1件500万円以上の工事の受注総額は14・1%減の1兆2176億円と2桁の減少。国の機関からの受注額は9・4%減の3413億円、地方の機関からの受注額は15・7%減の8763億円といずれも減少した。
 一方、民間の建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注総額は15・0%増の8373億円と大幅に増加。製造業が40・4%増の2196億円、不動産業が18・5%増の3041億円と大きく伸びた。
 民間の土木工事・機械装置等工事(1件500万円以上)は、9・1%増の6446億円だった。

提供:建通新聞社