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　国土交通省は、６月16日以降に経営事項審査の申請をした建設業者のうち、建設キャリアアップシステム（ＣＣＵＳ）レベル判定システムの運用停止の影響を受けた者を対象に、再審査の申立期間を延長する救済措置を行う。再審査は、建設業法施行規則改正後、１２０日以内の申し立てを可能にする。
　ＣＣＵＳのレベル判定システムは、ワンストップ化を目指す方針の下、６月16日にいったん運用を停止。その後、９月に能力評価実施団体によるレベル判定が再開したものの、技能者のレベル判定結果が出力できず、一部の建設業者で、経営事項審査申請の経営規模などの評価に必要な書類を提出できない実態が発生していたことが判明した。
　このため建設業法施行規則で「申請から30日以内」と定められている、経営事項審査の再審査の申立期間について施行規則を改正し、特例で１２０日以内に延長する。
　施行規則の改正案は今後パブリックコメントを経て、12月中〜下旬に公布する。このため申立期間は１〜４月ごろになる見通し。
　経営事項審査では、技能者のレベルに応じた加点評価（Ｚ、Ｗ点）がなされている。

提供：建通新聞社