文部科学省は11月18日、今後の国立大学のキャンパス整備について議論する「国立大学法人等の施設整備の推進に関する調査研究協力者会議」の2回目の会合を開いた。研究者と地域・産業界が大学キャンパスで連携する「イノベーション・コモンズ(共創拠点)」の実現に向け、香川大学と千葉大学にヒアリングを行った。
協力者会議は、今年3月にまとまった「第5次国立大学法人等施設整備5か年計画」(21〜25年度)に盛り込まれたイノベーション・コモンズの実現に向け、施設整備モデルと国の支援策について検討している。
香川大学は、研究開発施設を活用して県内企業と希少糖の共同開発を進めており、こうした共創拠点施設の拡充が必要だと訴えた。千葉大学は、生涯学習や創造的人材の育成に向けて11年に整備した「アカデミック・リンク」について説明した。
提供:建通新聞社