厚生労働省がまとめた2022年3月の高校新卒者のハローワーク求人における求人・求職・就職内定状況によると、建設業からの求人数(9月末時点)は前年10月末時点と比べ1・8%増の7万1770人となった。コロナ禍で大幅に落ち込んでいた全産業の求人数は0・3%減の36万8520人まで回復した。
22年3月に高校を卒業する生徒のハローワークでの求人・求職・就職内定状況を集計した。対象はハローワークでの職業紹介の希望者。前年の新卒者は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で選考・内定開始期日などの変更があったため、調査時点を10月末に変更していた。
建設業からの求人数は前年10月末時点から1241人増え、7万1770人となった。産業別に見ると、建設業の求人数は製造業の11万5502人に次いで2番目に多い。
全産業の就職内定率は62・0%と2・2ポイント低下。就職内定者数は12・4%減の8万5724人、求人倍率は2・66倍(0・23ポイント上昇)となった。
提供:建通新聞社