国土交通省がまとめた建設工事受注動態統計調査報告によると、2021年度上半期に大手建設会社50社が受注した工事の総額は前年同期比12・7%増の6兆1870億円となった。民間工事は17・3%増、公共工事は3・7%増とともに増加した。
21年度上半期の公共工事の受注総額は3・7%増の1兆4923億円で、内訳は国の機関からの受注が5・9%増の9432億円、地方の機関からの受注が0・1%増の5491億円といずれも増加した。
民間工事の受注総額は17・3%増の4兆3647億円。このうち、製造業からの受注総額は18・4%増の9784億円、非製造業からの受注総額は17・0%増の3兆3863億円だった。
海外工事の受注総額は38・5%増の976億円となっている。
9月の単月の大手50社の受注総額は27・3%増の1兆5826億円と前月の減少から再びの増加。民間工事の受注総額は43・4%増の1兆2449億円、公共工事の受注総額は14・1%減の2780億円だった。
提供:建通新聞社