総務省は、都道府県と市町村の2020年度普通会計決算の集計結果(速報)をまとめた。歳出のうち、投資的経費は、都道府県が前年度比2・9%増の8兆7903億円、市町村が0・9%増の8兆4036億円といずれも増加。都道府県では、国土強靱化関連の予算措置により、補助事業費が12・6%増と大幅に増加した。
決算の総額は、新型コロナウイルス感染症対策が増加した影響を受け、都道府県が21・0%増の59兆7063億円、市町村が27・4%増の75兆0239億円といずれも過去最大となった。
都道府県の投資的経費は、補助事業が12・6%増の4兆7894億円と大幅に伸びたが、単独事業は12・5%減の2兆5737億円と減少した。単独事業が減少した背景には、コロナ対策の歳出の増加、東京五輪の関連施設整備の収束などが考えられるという。
提供:建通新聞社