内閣府は2022年度当初予算の概算要求をまとめた。地方創生推進交付金に前年度比20%増の1200億円を要求し、先導的な地方自治体の取り組みを支援する。公共事業費には1262億円を求め、沖縄県内のインフラ整備に充てる。
地方創生推進交付金では、東京圏の居住者が出身地に戻る「UIJターン」の促進や、地方の担い手不足対策などに取り組む自治体を、複数年度にわたって支援するもの。テレワークを活用した地方居住を支援する「地方創生テレワーク交付金」も創設し、自治体のサテライトオフィス整備を促す。
AIやビッグデータを活用したスーパーシティ構想の実現に向け、調査費などに3億5100万円も要求した。PPP・PFIの推進には2億0300万円を求め、地域プラットフォームの形成や案件形成を後押しする。
沖縄振興関連の公共事業費には1262億円を要求。沖縄県内の道路・港湾・空港などのインフラ整備や、19年10月に消失した首里城正殿の復元などに取り組む。
憲政記念館と一体の国立公文書館の建設には10億1800万円を要求している。
提供:建通新聞社