政府は8月23日に開いた規制改革推進会議で、「デジタル」「グリーン」「地域経済活性化」「医療・介護」「子育て・教育・働き方」の5分野で審議を進めることを確認した。グリーン分野では、将来的な住宅・建築物への太陽光発電の設置を義務化することも選択肢として、導入促進策を検討するとしている。
太陽光発電をめぐっては、国土交通省・経済産業省・環境省の有識者会議がまとめた提言で、2030年に新築戸建て住宅の6割への導入を目指すよう求めており、将来的な設置の義務化も視野に入れて議論する。
再生可能エネルギーで空き容量を超えて発電した場合、出力を抑えて送電網への接続を認める「ノンファーム型接続」についても、太陽光発電などの小規模電源への適用拡大を検討する。
デジタル分野では、マイナンバーカードと民間サービスとのAPI連携を進め、利便性向上によって官民手続きのオンライン利用率を引き上げる。
規制改革推進会議は、各分野にワーキンググループを設け、2022年6月に答申をまとめる。
提供:建通新聞社