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2021/08/20

1級土木 合格者の若年化進む

今年4月の制度改正後に初めて行われた2021年度1級土木施工管理技術検定の第1次検定で、29歳未満の合格者が全体の28・8%となり、前年度(学科試験)と比べ7・6ポイント増加した。21年度の1級第1次検定は、受験資格として実務経験を求めず、2級技術検定合格の翌年に受験できるようになったため、若年層の受験者が増加したものとみられる。
 1級技術検定は、20年度まで学歴に応じた実務経験を積まないと学科・実地試験を受験することができなかったが、21年度の技術検定の再編に合わせ、2級技術検定の合格者に限り、第1次検定の受験資格から実務経験を廃止した(1級第2次検定の受験には実務経験が必要)。
 1級第1次検定の受験資格の見直しは、若手技術者が早期に1級技士補を取得し、現場で経験を積めるようにするためのもの。1級第1次検定の合格者は、1級技士補の資格を取得し、監理技術者補佐として現場に配置できるようになった。
 8月19日に発表された1級土木の第1次検定の合格者は2万2851人。合格者を年齢層別に見ると、29歳未満は28・8%(うち25歳未満5・2%)となっており、前年度の21・2%と比べ7・6ポイント増加している。7月に発表されていた1級建築の第1次検定の合格者も、29歳未満の合格者の割合は4・7ポイント増の27・6%と増加していた。

提供:建通新聞社