トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2021/07/20

売上・完工高とも4年ぶりに減少 日建連会員

 日本建設業連合会(日建連、宮本洋一会長)は、法人会員の2020年度の決算状況調査をまとめた。売上高の総額は前年度比8・5%減の15兆3910億円、完成工事高は8・8%減の14兆6430億円で、いずれも4年ぶりに前年度を下回った。完成工事総利益は8・2%減の1兆7380億円と3年連続で減少したが、完成工事総利益率は前年度より0・1ポイント高い11・9%で、3年ぶりにやや持ち直した。
 法人会員142社のうち106社が回答した。
 前年度と比べた売上高の推移では、増収は38社にとどまり、68社が減収だった。
 各社の完成工事高総利益率の分布では「16%以上」の7社を含め56社が「10%以上」だった。回答会社の単純平均は11・0%で、前年度より0・5ポイントアップした。
 営業利益は12・3%減の1兆0170億円で、3年連続の減少。売上高営業利益率も3年連続して低下し、前年度と比べ0・3ポイント低い6・6%になった。回答社の売上高営業利益率の単純平均は5・4%で、0・1ポイント上昇した。
 経常利益は10・8%減の1兆1080億円。売上高経常利益率は7・2%で、前年度より0・2ポイント低下した。回答社の売上高経常利益率の単純平均は5・9%。0・2ポイント上昇した。
 当期純利益の総額は12・1%減の7870億円。売上高当期純利益率は5・1%で、前年度と比べ0・2ポイント低下した。回答社の単純平均は0・1ポイントダウンし4・0%となった。
 この他の経営指標では、自己資本比率が前年度より2・4ポイント上昇して45・3%▽対売上高有利子負債比率が2・6ポイントアップして14・8%―になった。

提供:建通新聞社