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　国土交通省は、パナソニックコンシューマーマーケティングによる技術検定の不正受験について、第三者機関による調査結果の報告を受け、同社に再発防止を指示するとともに、受験禁止や監督処分などの対応を示した。
　再発防止に向けては、同社に対して資格の不正取得を重く受け止め、速やかに再発防止策を実行するよう強く要望。併せて、施工品質の問題の有無について、第三者の意見を踏まえた客観性のある調査・評価を実施し、報告することを求めた。
　不正受験者に対しては、建設業法に基づき合格の取り消しと、３年以内の受験を禁止する手続きを行うとした。
　また、今後の調査結果を踏まえ、同社に対する監督処分に併せて、国交省発注工事の指名停止についても厳正に対処していく方針。
　報告書によると、同社では社員62人が所定の実務経験を満たさないまま技術検定を受験し、施工管理技士の資格を取得。主任技術者として１２２２件の工事に配置していた。これらの施工品質などは、第三者評価機関による調査を待って問題の有無を判断する。

提供：建通新聞社