厚生労働省は、2020年度の技能検定の実施状況をまとめた。20年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、一部の前期日程が中止となったため、受験申請者数が前年度比17・8%減の71万6200人、合格者数が17・6%減の29万9559人といずれも大幅に減少した。
20年度の技能検定は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、20年6月8日以降に実施する予定だった57職種の技能検定が中止された。等級別でみても、技能実習生を対象とする「随時2級」「随時3級」を除く全等級で前年度の受験申請者数を下回った。
建設関連の職種の受験申請者数を見ると、塗装が20・2%減の9222人、とびが10・0%減の1万6408人、鉄筋施工が5・2%減の8738人、建築大工が9・8%減の7997人と軒並み減少したが、型枠施工は0・6%増の8377人と前年度を上回った。
提供:建通新聞社