文部科学省は、技術士法の省令を改正し、技術士登録簿の記載事項に技術士の「資質向上の取組状況」(CPD活動実績)を追加する。CPDを取得した技術士が、日本技術士会が構築する「技術士CPD活動実績管理システム」に過去5年間の実績を登録できるようにする。改正省令は8月に施行する予定。
日本技術士会は、2002年4月からCPD活動の実績登録を受け付けているが、登録は技術士会会員の一部にとどまっている。公的に活動実績を管理する仕組みを構築することで、公共調達におけるCPDの実績証明などに活用してもらう。
登録を希望する技術士は、文科省の指定登録機関である日本技術士会が8月にも運用開始する「技術士CPD活動実績管理システム」にウェブ上で実績を登録。日本技術士会は、個々の活動実績を確認した上で、活動実績名簿をホームページに掲載する。
さらに、長期間連続した実績がある技術士には認定証を発行。認定の有効期間は5年間とする。
提供:建通新聞社