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中央ニュース

2021/06/21

国土強靱化 必要・十分な予算確保

 政府は6月18日、来年度予算の編成に向けた「経済財政運営と改革の基本方針2021(骨太の方針)」を閣議決定した。国土強靱(きょうじん)化について、原案の段階から「必要・十分な予算を確保」と追加した他、社会資本整備はデジタル化、脱炭素化を図りつつ、生産性向上を進める方針を明記している。
 骨太の方針は、政府全体の予算編成の指針となるもので、各省庁はこれを基に次年度の概算要求をまとめる。
 防災・減災、国土強靱化については、「国土強靱化基本計画に基づき、必要・十分な予算を確保」と追加。原案の段階では、予算確保には触れなかったが、与党などの要請を受けて前年度の骨太の方針と同じ表記に修正した。『防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策』を推進し、引き続き災害に屈しない国土づくりを進めるとしている。
 「生産性を高める社会資本整備の改革」を推進するとも記載。デジタル化や脱炭素化を図りつつ、現場の生産性を高めるため、設計・施工・維持管理の自動化、AIの活用による効率化など、インフラ分野のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進する。i−Constructionでは、中小建設業のICT施工の利用環境を充実させると記載した。

提供:建通新聞社