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2021/06/14

リフォーム受注高 2年ぶりに減少

 国土交通省が行った調査で、2020年度に建設業者が受注したリフォーム・リニューアル工事の総額が前年度比16・5%減の10兆6355億円となったことが分かった。非住宅が19・5%の減少となるなど、受注高は2年ぶりに減少に転じた。
 調査は、全国の建設業許可業者5000者に住宅・非住宅建築工事の受注件数・受注高を回答してもらい、市場の全体規模を推計した。
 20年度は受注高、受注件数ともに前年同期を下回った。受注件数は6・5%減の897万9461件。このうち住宅は、受注件数が616万8535件(5・9%減)、受注高が3兆1898億円(8・7%減)。非住宅は受注件数が281万0926件(7・8%減)、受注高が7兆4457億円(19・5%減)だった。
 主な用途別では、住宅が一戸建て住宅で4・5%減の1兆7778億円、共同住宅で14・1%減の1兆3157億円といずれも減少。非住宅では事務所が18・2%減の1兆6230億円、生産施設(工場、作業場)が25・9%減の1兆4052億円と減少。学校校舎(10・1%増)と老人福祉施設(16・8%増)が前年同期より増えた。
 発注者別では、個人が4・5%減の2兆1514億円、管理組合が23・4%減の3921億円と落ち込んだ。

提供:建通新聞社