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建通新聞社(岡山)
2017/02/13

【岡山】西日本高速道路 技術選抜見積り手続き進む

西日本高速道路中国支社は、新たな入札契約方式として試行する「技術選抜見積方式」の初弾工事となる公募型指名競争・中国自動車道(特定更新等)北房IC〜大佐スマートIC間(上り線)土木更新工事の参加表明(技術提案)を1月末で締め切った。
 条件を満たす単体もしくは2・3者JVの応募者の中から技術評価点の高い3者を選抜。発注者と選抜者との間で技術的対話を行いながら施工計画と設計の技術提案設計および見積もりなどの第2次技術提案を求め、技術評価点と見積価格で総合評価(除算式)し、落札予定者1者を特定。価格協議を行って落札者を決定する仕組み。第2次提案の成果品が妥当と認められる場合には、一定の提案作成費用を支払う他、契約制限価格は設定しない。約7カ月の手続き期間を見込んでおり、開札予定日は6月27日。
 手続き途中のため詳細は明らかにしていないが、3月2日から5月10日まで技術的対話を行い、5月11日の期限で技術提案書の提出を求めるという当初のスケジュールに変更はないという。
 内容は真庭市五名から新見市大佐までの両IC間約10`の本線全線の基盤更新工事。途中7橋・延長1416bの橋梁床版取り換え(約1万5000平方b)や鋼トラス橋2橋の部材補強、法面浸透水排除対策(水抜きボーリング約7600b)、切土法面補強対策(かご枠工約10カ所、グラウンドアンカー8本)など。最大工期は1700日間。
 技術選抜見積方式は、今回のように供用路線のインター間を閉鎖して実施する大規模で特殊な案件などをイメージ。参加者のノウハウを積極的に活用することで社会的影響の軽減などにつなげる狙いがある。

(提供:建通新聞社)