西日本高速道路中国支社は、岡山米子自動車道の暫定2車線区間に計画している付加車線整備に向けて実施設計業務の外注作業を進めており、有漢トンネルの詳細測量設計を千代田コンサルタント広島支店(広島市東区)に委託している。履行期間は2018年1月18日まで。
業務は有漢トンネル約1・4`の詳細設計と連続する道路設計約2・6`。業務箇所は高梁市有漢から真庭市山田。既設の有漢トンネルは延長1529b、幅員9・5bの規模。
有漢トンネルは有漢インター(IC)と北房ジャンクション(JCT)間に位置する。延長8・4`ある同区間のうち、JCT側の4車線区間終了箇所から南寄りに約4・7`(37・6KP〜42・3KP)区間に付加車線を想定。上り側2車線を追加する計画。
付加車線の計画区間は岡山県内が岡山道で3カ所延べ9・4`、鳥取県内が米子道1カ所3・4`の合計12・8`。いずれも付加車線に該当する用地は取得済み。西日本高速道路ではおおむね5年を目標に付加車線整備を完成させ、効果や有効性の検証を行いたいとしている。うち測量設計に着手後1年から1年半程度を要するとみている。
(提供:建通新聞社)