備前市は、9月末に閉会した定例市議会で、9月補正予算案として計上した新庁舎建設関連事業費1億1349万円について、実施設計分の6000万円を減額修正して、基本設計委託関連費のみ議決した。これは、基本設計段階で、市民の意見を取り入れた上で、実施設計に着手することにしたもの。市では今後、外注方法などを決め、基本設計を委託する予定。
計画では、西庁舎と東庁舎を分けて整備し仮庁舎をなるべく設置しない方針の下、6階建て約7100平方bの新庁舎の建設を想定している。概算事業費は現庁舎の解体費を含め約30億円。合併特例債が活用できる2020年3月までの完成を予定している。17年度で実施設計、18年度から2カ年での建設を見込んでいる。
現庁舎は、鉄骨・鉄筋コンクリート・プレハブ造など旧館と議会棟、保健センター、福祉事務所などからなるおおむね3〜4階建ての総延べ約6000平方bの建物。古い棟は築56年が経過して、老朽化も進んでいる。
(提供:建通新聞社)