備前市は、小中一貫校の整備を構想、検討資料策定業務を建築倶楽部(岡山市北区)で進めている。履行期限は2017年1月31日。
委託しているのは、伊部小学校と備前中学校を統合して、備前中学校内に新たな小中一貫校を整備するための資料作成。併せて、伊里小学校と伊里中学校の統合についての資料も作成している。これらの資料を基に17年度から統合の可能性について協議を進めていく。
伊部小学校と備前中学校の統合は、備前中学校内に小学生用の新たな校舎整備が必要になる。現在の備前中学校校舎は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ1268平方b(補強済み)、同1573平方b(同)、鉄骨造3階建て延べ1377平方bなどがある。また、屋体は鉄骨造2階建て延べ524平方b(補強済み)。これらの既存施設の配置などを考慮し、配置計画やコスト面などを検討している。
統合が実現すれば、伊部小学校施設の跡地利用が焦点となるが、市の中心部に位置する貴重な財産となることから、事業の動向によって、伊部地域の活性化に寄与する方向で検討を進めていく。
また、伊里小学校と伊里中学校の統合については、伊里中学校内への一貫校新設を想定しているが、新たに校舎を建設するなど、ハード整備は行わない方向で検討している。
(提供:建通新聞社)