備前市は、市庁舎を旧大型商業施設アルファビゼンへ移転する方針を撤回し、東片上地内の現在地(写真)で建て替えることに決めた。6月補正予算案(3日から30日までの6月定例市議会に上程)で現在地での建て替えを前提とした基本設計等委託費6000万円を計上しており、7月以降に基本設計を外注する予定。選定方法については現在のところ未定。
新庁舎の規模はまったくの白紙の状態だが、3階建て案と6階建て案の2案が示され、概算事業費は現庁舎の解体費を含め約30億円としている。合併特例債が活用できる2020年3月までの完成を予定しており、16年度で基本設計、17年度で実施設計、18年度から2カ年での建設が見込まれる。
現庁舎は、鉄骨・鉄筋コンクリート・プレハブ造など旧館と議会棟、保健センター、福祉事務所などからなるおおむね3〜4階建ての総延べ約6000平方bの建物。古い棟は築56年が経過して、老朽化も進んでいる。
(提供:建通新聞社)