岡山県警察本部は26日、県議会常任委員会で岡山県警察本部庁舎の設計見直し方針を公表した。
見直しは、新庁舎が後楽園からの景観に与える影響を極力軽減するため、エレベーター機械室などの屋上設備を最上階の13階に移設することで全体の高さを5・5b下げ、高さ約60bに変更するというもの。併せて各階のエレベーターホールや配管スペースや免震層を含めた庁舎全体の構造を変更するという内容。
実施設計業務は日建設計・倉森建築設計事務所設計共同体(大阪市)が担当。鉄骨(柱:コンクリート充填鋼管造)一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上13階建て延べ1万9038平方b、中間階(2階床下)免震構造。解体設計は鉄筋コンクリート造地下1階部分延べ578平方b。当初の設計期限は2016年5月10日までとなっていた。
見直しに伴い、実施設計額を当初1億3068万円から1億7051万円に変更する。延べ床面積や全体工事費の変更増減は微小となる見込みだが、詳細は実施設計の完了後となるもようだ。
当面のスケジュールは17年5月までに実施設計を完了させ、同年度中に建設工事に着手、20年度のできるだけ早い時期の完成を目指すという。
(提供:建通新聞社)