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建通新聞社(岡山)
2016/05/23

【岡山】岡山県 新規21カ所を事前評価へ

 岡山県は、19日の県議会土木・農林水産常任委員会で県が実施する2017年度の新規公共事業の事前評価箇所を公表した。対象は概算事業費1億円以上の案件。土木部14件、農林水産部7件の計21件となっている(詳細は3面表参照)。
 内訳は、土木部関係で道路改良事業が国道313号(真庭市山田・現道拡幅)や園井里庄線(笠岡市園井・バイパス)など5件、交通安全整備が新見川上線(新見市哲多町・歩道設置)など3件。砂防で黒谷川(美咲町小瀬・砂防堰堤)など通常砂防事業5件、海岸事業で北浦海岸高潮対策(岡山市南区北浦)の1件。
 農林水産部関係は、経営体育成基盤整備事業が用吉(玉野市用吉他・ほ場整備)1件、中山間地域総合整備で建部(岡山市北区建部町吉田他・総合整備)と備前(備前市新庄他・同)の2件、防災事業は児島七区4期(岡山市南区北七区、玉野市東七区・海岸保全)や新庄(岡山市北区新庄下・湛水防徐)など4件となっている。
 各事業とも県民局で一次評価、本庁事業課の二次評価を実施済み。いずれも「早急な整備が必要」か「整備が必要」の判定で、事業熟度についても「熟度が認められる」とされている。
 概算事業費が10億円を超える防災事業児島七区4期については、25日の岡山県事業評価監視委員会で再評価対象事業と併せ審議。ほかの報告案件も含め「公共事業事前評価検討会議」で総合評価を行った後、知事が最終の評価を決定する。例年なら8月上旬に決定の運びだ。

(提供:建通新聞社)