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建通新聞社(東京)
2024/12/10

【東京】UR 三鷹駅南口再開発 日建設計で計画策定

 UR都市機構東日本都市再生本部は三鷹駅南口中央通り東地区の再開発に向けて基本計画を策定する業務の委託先を日建設計(千代田区)に決めた。12月9日開札の簡易公募型競争入札(総合評価方式)に6630万円で応札するなどした同社を落札者とした。2025年12月31日を期限に成果を得て、26年度の都市計画決定につなげる。
 三鷹駅南口中央通り東地区の再開発は三鷹市下連雀3丁目地内の約1・5fで検討中。地元の三鷹市が「子どもの森(仮称)」のコンセプトを掲げ、低層部に商業施設を配したホールや住宅、公益施設、文化施設などを段階的に整備するとしている。
 その中で、URは先行してエリア内の市街地住宅3棟(三鷹駅前第一〜第三、合計152戸)を建て替える。エリア内に保有する文化劇場跡地の一部に14階建て延べ床面積約5347平方bで93戸を配した住棟を新築するため、東日本賃貸住宅本部が設計・施工一括発注の工事に関する一般競争入札(WTO政府調達協定対象、総合評価方式)の手続きを進めている。25年3月19日の開札で施工者を決定し、実施設計を経て25年12月上旬の着工、28年6月29日の全工程完了を目指す。
 東日本都市再生本部が日建設計を委託先とした今回の業務では、権利者などの意向を踏まえながら、再開発で整備する施設や広場・空地、共同荷さばきスペース、駐車場・駐輪場などの計画を考えて概算工事費と概略工程を練る。立体道路制度の活用を想定したバス発着場の検討や都市計画関係資料の作成なども実施する。
 並行して本郷計画事務所(文京区)への業務委託を通じて事業計画を具体化する。26年9月30日を期限に成果をまとめてもらうことになっている。提供:建通新聞社