東京都による調布北高校(調布市)と武蔵丘高校(中野区)の改築スケジュールが分かった。調布北高校は2025年末にも新校舎の建築工事を発注し、26年第2回定例会で契約議案の議決を経て同年6月に着工する見通しだ。28年度までの3カ年で延べ床面積約1万2500平方bの新校舎を建設する。武蔵丘高校は27〜30年度の4カ年で延べ床面積約1万3000平方bの新校舎を建設する。
調布北高校は調布市深大寺北町5ノ39ノ1に所在(敷地面積1万6006平方b)。敷地の南側に1974年完成の校舎棟(鉄筋コンクリート造延べ床面積6509平方b)と体育館(鉄筋コンクリート造延べ床面積2752平方b)など総延べ床面積約1万0739平方bの建物を配している。
敷地北側のグラウンドを利用して、2026年6月〜28年度に鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート造4階建て延べ約1万2500平方b(杭基礎)の新校舎を建設。28〜29年度に敷地南側の既存校舎を解体し、30年度に跡地をグラウンドとして整備する計画だ。
横河建築設計事務所(品川区)が実施設計を手掛けている。履行期限は26年3月19日。
もう一方の武蔵丘高校は中野区上鷺宮2ノ14ノ1に所在(敷地面積約3万0785平方b)。敷地の北側に▽A棟=鉄筋コンクリート造延べ3079平方b▽B棟=鉄筋コンクリート造延べ1770平方b▽C棟=鉄筋コンクリート造延べ2940平方b▽D棟=鉄筋コンクリート造延べ3085平方b▽体育館棟=鉄骨鉄筋コンクリート造延べ2492平方b▽武道場=鉄骨鉄筋コンクリート造延べ869平方b―など総延べ床面積約1万4734平方bの建物を配している。1959〜85年に完成した。
2025年度の下半期から26年度までの期間で敷地南側のグラウンドに仮設校舎を建設した後、26〜27年度に既存校舎を解体。27〜30年度に鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ約1万3100平方bの新校舎を建設する。30年度に仮設校舎を解体し、30年度末から31年度にかけてグラウンドを再整備する計画だ。
横河建築設計事務所が改築と仮設校舎の基本設計を手掛けた。近く実施設計を委託して26年度内に完了させる予定でいる。
提供:建通新聞社