東京都住宅政策本部西部住宅建設事務所による多摩ニュータウン和田三丁目・東寺方三丁目団地の整備規模が分かった。現段階で4〜7階建て6棟491戸を建設する計画だ。2024年度内に新住棟の実施設計をまとめるとともに、24〜25年度の既存住棟の除却とその後の敷地造成などを経て、新住棟の整備に着手する見通し。
多摩ニュータウン和田三丁目・東寺方三丁目団地は、1970年度に完成した多摩ニュータウン和田団地の3―1―7〜9号棟(多摩市和田3ノ1)と、多摩ニュータウン東寺方団地の3―1―1〜6号棟(多摩市東寺方3ノ1)の計9棟380戸を建て替える形で整備する。敷地面積は約3万2802平方b。
東京都住宅供給公社が既存住棟の除却工事を発注。テクノエコが多摩ニュータウン和田団地のうち3―1―9号棟の工事を2025年5月27日までに、泰正が多摩ニュータウン東寺方団地の工事を25年8月6日までに完了させる。
除却後に高低差がある敷地を主に切土で造成する他、周辺の多摩市道3路線を拡幅して下水道を敷設する。エーシーイー(中野区)が詳細設計を担当しており、造成に関しては25年1月10日、道路と下水道については25年3月18日が納期となっている。
敷地造成などの後に整備する4〜7階建て6棟491戸の新たな住棟は、多摩ニュータウン和田団地側にA〜C棟の4〜7階建て3棟227戸、多摩ニュータウン東寺方団地側にD〜F棟の6〜7階建て3棟264戸を配置する計画だ。いずれも鉄筋コンクリート造で、棟ごとの階数・戸数を▽A棟=6階建て78戸▽B棟=7階建て105戸▽C棟=4〜5階建て44戸▽D棟=6階建て90戸▽E棟=7階建て105戸▽F棟=6〜7階建て69戸―とする考え。
中川都市建築設計(新宿区)が25年1月6日を期限に実施設計をまとめる。
提供:建通新聞社