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建通新聞社(東京)
2024/10/02

【東京】都建設局 土木の週休2日 月単位に移行

 東京都建設局は土木工事の週休2日制確保工事について、原則、月単位の週休2日へと移行する。10月1日に起工(決定)する案件から適用。これに伴って実施要領を改定し、4週6・7・8休の補正係数を廃止するとともに、月単価の週休2日推進に向けた補正係数を新設した。
 月単位の週休2日は期間内の全ての月で現場閉所率が28・5%以上となった状態を指す。一方、これまでの週休2日では28・5%以上の現場閉所率を通期で見ていた。
 対象は建設局の発注する全ての土木工事と土木設備工事。これまでと同様に@単価契約工事A対象期間が30日未満の工事B工事内容と施設の実情などにより現場閉所がなじまない工事―は対象外とすることができる。
 実施に当たり、発注者は当初設計時に月単位の週休2日の達成を前提とした経費の補正をかける。その上で、起工書や特記仕様書などに週休2日確保工事である旨を記載。施工後に達成状況を確認し、月単位の週休2日に満たなかった場合は通期の補正係数に変更することになる。
 なお、建築工事と建築設備工事は引き続き通期の週休2日に関する実施要領を運用。今後、国や都庁全体の動きを見ながら月単位の週休2日の適用時期を調整する方針だ。提供:建通新聞社