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建通新聞社(東京)
2024/08/28

【東京】青梅市 働き方対応で工期延長、学校給食C

 青梅市は、新学校給食センターの整備スケジュールについて、建設現場の週休2日制に対応するため、工期を約5カ月延長する。働き方改革への対応で4月から建設業に時間外労働の罰則付き上限規制が適用されたことから、4週8休の現場閉所を適用して長時間労働の是正などに取り組む。
 完成工期を2026年5月末から10月末に変更し、供用開始時期についても当初の26年9月から27年4月に変更する。同事業は、早ければ新築工事の制限付き一般競争入札を8月内にも公告し、建築、電気設備、機械設備、昇降機設備に分離し、一部の請負契約案を12月議会に提出する見通し。
 新施設の規模は鉄骨造3階建て延べ約4550平方b。HACCP対応ドライシステムを採用する。調理能力は1日8500食で、小学校15校(5200食)、中学校10校(3300食)に提供する。
 既設の藤橋調理場の老朽化に伴い、19年に稼働を休止した根ケ布調理場跡に新施設を建設する。建設地は根ケ布1ノ469ノ4の敷地4990平方b。
 新施設の1階には炊飯室、コンテナ室、洗浄室、2階に食材検収、下処理、煮炊き調理室、揚げ物・焼き物・蒸し物調理室などを配置。3階の調理エリアはアレルギー対応とし、検収から洗浄、調理までを分離する。また食育ゾーンとして見学施設を3階に設ける。
 基本・実施設計は楠山設計(千代田区)が担当。提供:建通新聞社