防衛省北関東防衛局はECI方式による管内自衛隊施設の建て替え・改修で、入間基地(埼玉県狭山市)と下総航空基地(千葉県柏市)、百里基地(茨城県小美玉市)のそれぞれを対象とする技術協力業務の委託先を決めた。入間が鴻池組・西武建設・平岩建設・伊田テクノスJV、下総が大成建設・京成建設・大城組JV、百里が前田建設工業・株木建設・東洋建設・常総開発工業・秋山工務店JV。公募型プロポーザル方式で選定し、入間で8300万円、下総で6360万円、百里で5545万円の見積金額を採用して8月7日に契約を結んだ。工事の優先交渉権者として、別途委託の総合設計に対する技術提案や技術情報の提供などを手掛けてもらう。設計作業が完了したものから工事に関する見積もり合わせを行って、2025年度以降に順次契約する見通しだ。
今回の技術協力業務は▽入間基地(梓設計JVが総合設計)=建て替え64棟・約7万1000平方bと改修165棟・約17万9000平方b▽下総航空基地(梓設計JVが総合設計)=建て替え52棟・約8万2000平方bと改修53棟・約6万6000平方b▽百里基地(パシフィックコンサルタンツJVが総合設計)=建て替え76棟・約5万9000平方bと改修115棟・約6万5000平方b―が対象。いずれも29年3月15日が履行期限となっている。
また、同じくECI方式で施設の建て替え・改修を行う朝霞駐屯地(練馬区)でも、優先度の高い施設の総合設計と全対象施設の技術協力業務の委託先を公募型プロポーザル方式で選定中。11月中旬に総合設計、10月31日に技術協力業務の見積もり合わせを予定している。
提供:建通新聞社