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建通新聞社(東京)
2024/08/01

【東京】都 1千戸と1千6百戸の区部団地建替えへ

 東京都住宅政策本部は区部にある都営住宅2団地の建て替えに向けた基本計画の検討に着手する。敷地面積約3・64fの約1000戸と同約7・2fの約1600戸が対象で、団地名は明らかにしていない。業務の委託先を希望制指名競争入札で決めるため、都市計画・交通等計画(取扱品目=地域・地区計画)A〜Cの競争入札参加有資格者から8月6日まで希望申請を受け付けて、9月2日に開札する予定。2025年3月7日までに成果を得て、後続の設計や工事などにつなげる。
 今回の業務では、対象の団地と周辺地域の現況調査を行った上で、基本計画の素案をまとめる。検討に当たっては周辺と連携した開発・建て替え手法やまちづくりとの連携の可能性なども調べ、公共施設や住宅、その他施設の配置などについて複数案を比較する。約1000戸の団地に関しては、建て替えに適した都市計画変更の手法も整理する。
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 区部の都営住宅のうち約1000戸の団地の一つには「平井一丁目アパート」がある。JR総武線や旧中川などに囲まれた江戸川区平井3ノ4に1968〜69年完成の1044戸が立地。都市計画の特定特区で容積率や建築物の高さを定めている。
 一方、約1600戸の団地は「白鬚東アパート」で、墨田区堤通2ノ10に75〜79年完成の1607戸が立地。都道461号線(墨堤通り)沿いに住棟が立ち並び、道路を隔てた鐘ケ淵地区は「防災都市づくり推進計画」(2016年改定)の重点整備地域に指定されている。また、最寄りの東武スカイツリーライン・鐘ケ淵駅付近は鉄道立体化の事業候補区間に位置付けられている他、墨田区が24年度に「鐘ケ淵駅周辺地区まちづくり計画」の改定を予定している。提供:建通新聞社