日鉄興和不動産とNTT都市開発の個人施行による築地2丁目地区第1種市街地再開発事業が、7月31日に東京都から認可を受ける。延べ床面積約5万7300平方bの再開発施設=図=を建設する計画だ。2024年度の権利変換計画の認可を経て、25年度の着工、29年度の完成を目指す。総事業費は約432億円。
中央区築地2丁目地内の約0・6fが施行区域。新大橋通りや平成通り、区道675号線に面した場所で、東京メトロ日比谷線・築地駅の至近に位置している。
再開発施設の規模は鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリート造地下3階地上21階延べ約5万7300平方bで、高さは約110b。地下3〜2階に駐車場や機械室、地下1階〜地上の低層階に店舗や新大橋通りから平成通りに抜ける歩行者通路、中・高層階に事務所などを配置する。
築地駅との連絡出入り口を新設する他、新大橋通り沿いに駅前広場(面積800b)を設けて地下鉄駅とまちを円滑につなぐ歩行者ネットワークを形成する。平成通り沿いにも大規模交流広場(1200平方b)を整備してまちの交流拠点とする。
日本設計(港区)が基本・実施設計を手掛けている。施工者は未定。
提供:建通新聞社