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建通新聞社(東京)
2024/07/29

【東京】野村不 お茶の水女子大に8千4百m2整備

 野村不動産はお茶の水女子大学・大塚キャンパス(文京区)の同窓会館跡地に、産学連携施設や分譲マンションなどを配した延べ床面積約8400平方bの建物を整備する方針だ。お茶の水女子大学が同社を優先交渉権者に選んだ「お茶の水女子大学同窓会館跡地整備事業」の審査講評の中で明らかにした。2025年1月の事業契約を経て整備を進め、28年9月の供用から100年3月までの約70年間にわたって維持管理・運営する予定でいる。
 同窓会館跡地は大塚キャンパスの東端に位置する面積約1175平方b。付属小学校の建物などに囲まれた春日通り沿いの一角で、老朽化した同窓会館2棟(作楽会館と桜蔭会館、総延べ床面積約1000平方b)が立っている。
 お茶の水女子大は事業者と定期借地権契約を結び、同窓会館2棟の解体・撤去から提案に基づく施設の整備と運営、事業終了時の解体・撤去までを任せる。アドバイザリー業務を佐藤総合計画(墨田区)に委託して事業スキームなどを検討した。
 23年12月に事業者を選ぶプロポ手続きをスタート。その中で▽大学150周年記念ホール(480平方b程度)▽産学連携・地域連携機能(160平方b程度)▽大学広報コーナー(50平方b程度)―の配置を求めるなどして提案を募り、24年5月に野村不動産を優先交渉権者に選んだ。
 審査講評によると、野村不動産が整備を提案した建物は鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上12階建て延べ約8400平方b。1〜2階に▽大学広報ギャラリー▽大学150周年記念ホール▽産学連携・地域連携プロジェクトスペース▽カフェ▽サテライトオフィス―などを置き、3階以上を70戸の転貸定期借地権付き分譲マンションにするとした。提供:建通新聞社