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建通新聞社(東京)
2024/05/14

【東京】UR 2団地建替えの基本設計者決定

 UR都市機構東日本賃貸住宅本部は「多摩ニュータウン諏訪団地」と「けやき台団地」の建て替えに伴う基本設計業務の委託先を、それぞれURリンケージ(江東区)、窓建コンサルタント(新宿区)と山設計工房(千代田区)のJVに決めた。いずれも2月からの公募型プロポーザル手続きを通じて選定した。多摩ニュータウン諏訪は1期後工区と2期で約300戸、けやき台では1期先工区で約260戸の新たな住棟を建てる計画。2025〜26年度に順次積算を終えて工事を発注し、28年度内にけやき台、30年度に多摩ニュータウン諏訪の新住棟を完成させる見通しだ。
 多摩ニュータウン諏訪団地は多摩市諏訪2丁目他に、1971年3月と79年8月に管理を始めた5〜11階建て11棟518戸が既存する。このうち2020年3月に5階建て2棟120戸(2―3―1号棟、2―3―2号棟)の建て替えを決定。耐震強度不足のため解体した住棟2棟(2―1―2号棟、2―1―3号棟)の跡地を利用して、9階建て1棟148戸の新たな住棟(工期25年7月25日まで)を建設している。
 また、23年9月には別の5階建て2棟60戸(2―3―3号棟、2―3―4号棟)も建て替えることを決めた。
 URリンケージが担当する1期後工区と2期に伴う基本設計業務では、約300戸の新たな住棟を建設するための▽基本設計(25年3月21日まで)▽工事費算定図作成(25年12月26日まで)▽積算(26年9月30日まで)―などを行う。設計意図伝達業務を含め30年6月28日を期限に履行してもらう。
 一方、けやき台団地は立川市若葉町1ノ13にある5階建て30棟1250戸で、1966年度に管理を始めた。このうち2020年12月に10棟470戸(1・2・9〜16号棟)を建て替えることを決定。敷地を四つの街区に分け、6棟250戸(9・10・13〜16号棟)がある2街区を先行エリア、残り4棟220戸(1・2・11・12号棟)がある2街区を将来エリアと位置付けている。
 窓建コンサルタント・山設計工房JVが担当する1期先工区の基本設計業務を通じ、約260戸の新住棟建設に向けて▽基本設計(11月29日まで)▽工事費算定図作成(25年5月30日まで)▽積算(25年9月30日まで)―などを進める。設計意図伝達業務を含めた履行期限は29年3月30日となっている。提供:建通新聞社