トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2024/04/22

【東京】都 第二佃島幹線、シールドで約2`

 東京都下水道局は第二佃島幹線(仮称)を新設する。中央区の佃から月島、勝どきにかけて内径2800_、延長約2`の管渠をシールド工法で敷設する計画。ニュージャパンコンサルタンツ(品川区)に委託した実施設計の成果を2025年7月末までに得て後続の工事に備える。
 第二佃島幹線は既設の佃島幹線(口径1000〜2700_、延長約2`)の能力を補完して、中央区月島・勝どき地区の浸水被害を軽減するために整備する。
 佃島幹線の流末に位置する佃島ポンプ所(中央区佃3ノ12ノ4)付近の敷地を利用して発進立坑を設け、月島や勝どきの方面に向かってシールドトンネルを掘り進めて、建設中の勝どきポンプ所(中央区勝どき5ノ5)につなぐ計画だ。
 土かぶりは約10〜20b。近接する都営大江戸線や東京メトロ有楽町線の地下構造物と一定の距離を確保する必要があるため、実施設計でルートを検討して確定させる。取水施設の数や設置場所は確定したルートに併せて調整する。また、現時点では発進立坑とルート中間の取水施設の一つを維持管理用の特殊人孔にする予定だ。
 実施設計の委託先を決める2月29日の入札に3915万円で応札したニュージャパンコンサルタンツを落札者とし、3月1日付で契約。中央区佃3丁目、月島2・4丁目、勝どき2・4〜6丁目の8・56fを対象とした流域踏査を行って、延長2・14`の提案系統調査路線を与条件とする実施設計を25年7月23日までにまとめてもらう。提供:建通新聞社