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建通新聞社(東京)
2024/02/22

【東京】警視庁 尾久警察署改築、来年度基本設計

 警視庁は尾久警察署(荒川区)を現地改築する。隣接する職員住宅の敷地も活用し、延べ床面積約1万4000平方bの新庁舎を建設する計画。全体事業費を125億円と見積もったうち、2024年度の当初予算に基本設計や仮設庁舎の地盤調査・測量費など1億0951万円を計上する。24〜25年度に基本設計、26〜27年度に実施設計を進め、27年度中に既存庁舎の解体から工事に着手する予定。31年度の開設を目指す。
 尾久警察署は荒川区西尾久3ノ8ノ5にあり、面積1919平方bの敷地に鉄筋コンクリート造4階建て延べ1994平方bの建物が立っている。
 築50年を経過して老朽化と狭隘(きょうあい)化が進んでいるため、隣接する職員宿舎(単身待機寮と尾久住宅)とともに解体。面積5554平方bの一体的な敷地を用意して、地下1階地上11階建て延べ1万4073平方bの新庁舎を建てる。  
 新庁舎には尾久警察署と単身待機寮を配置する他、新宿区市ケ谷本村町にある第四交通機動隊本部の機能を移す予定。機能移転後の敷地(面積2178平方b)の処理については今後検討する方針だ。
 工事期間中は下水道局荒川出張所跡地(荒川区東尾久8ノ2ノ2)に仮設庁舎を設置して対応する。
 19年度と22年度にアール・アイ・エー(港区)へ業務を委託して基本計画を検討していた。提供:建通新聞社