国土交通省官庁営繕部は新たな国立公文書館と憲政記念館=図=の整備で、2024年度の第1四半期に建築工事を随意契約で発注する他、電気、機械、エレベーターの設備3工事の一般競争入札を改めて実施する方針だ。建築工事は23年12月開札の一般競争入札手続きが不調に終わり、設備3工事も1月開札の一般競争入札手続きを取りやめていた。
新たな国立公文書館と憲政記念館は旧・憲政記念館のあった千代田区永田町1ノ1ノ2の国会前庭・北地区に整備する。鉄骨鉄筋コンクリート造地下4階地上3階建て延べ4万2300平方bの建物に▽展示・学習▽調査研究支援▽講堂・会議室▽保存▽修復▽デジタルアーカイブ▽エントランス▽執務・管理▽駐車場―などの機能を収める。日建設計(千代田区)が設計を担当。28年度末の開館を予定している。
全体工事費は約489億円。1月4日時点の発注見通しでも、23年10月2日時点と同様に、各工事の予定工事発注規模を▽建築=50億円以上▽電気設備=20億円以上▽機械設備=20億円以上▽エレベーター設備=3億円以上6億8000万円未満―としている。
提供:建通新聞社