東京都財務局建築保全部は、東大和高校の改築に伴う基本設計の委託先を決めるプロポーザルを実施した結果、安井建築設計事務所(千代田区)を特定した。校舎や体育館など総延べ床面積約1万平方b超の施設を整備する内容。12月14日に見積もり合わせを行い、同社が提示した7000万円を採用した。2025年1月31日までの履行期間で成果を得て、25年度に実施設計に着手するとともに、同年度内に解体と新築工事にも取り掛かり、32年度の全体完成を目指す。
所在地は東大和市中央3ノ945。面積約2万8149平方bの敷地に校舎棟(鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ4087平方b)や管理棟(鉄筋コンクリート造3階建て延べ3338平方b)、体育館(鉄骨鉄筋コンクリート造平屋1073平方b)など、総延べ床面積約1万0134平方bの施設があり、いずれも解体する。
敷地内に仮設校舎を設けて建て替える。新施設の総延べ床面積は約1万1081平方bを想定。校舎棟に延べ床面積約8084平方b、体育館・武道場に延べ床面積約2997平方bを充てる。
23〜24年度に基本設計を、25〜26年度に実施設計をまとめる。25年度内に既存施設の解体と新築工事にも着手して、31年度までに完成させる予定。31〜32年度のグラウンド整備で工事が完了する見通しだ。
現地の用途地域は、第1種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)と準防火地域、第2種高度地区(最高高さ25b)に指定されている。
今回の案件は6月にもプロポーザルを公示したものの、参加者なしで取り下げていた。再公示に当たって、24年10月としていた履行期限を25年1月に繰り延べた。
提供:建通新聞社