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建通新聞社（東京）
2023/12/01
【東京】都 善福寺川調節池など20件を都計審に
東京都は２０２４年２月６日開催予定の都市計画審議会に、善福寺川上流調節池（仮称）の整備に伴う都市計画変更案を付議する。併せて、品川駅街区や六本木五丁目西といった都市再生特別地区で容積率などを緩和する変更案の提出を予定しており、合計20件の都市計画決定・変更案を諮る。また、多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面延伸に関する環境影響評価の手続き開始を報告する予定。都市計画決定は24年度以降になりそうだ。
善福寺川上流調節池は、善福寺川緑地（杉並区成田西３丁目地内）から関根文化公園（上荻４丁目地内）に至る延長約５・８㌔の地下トンネル式。30万立方㍍の貯留量を確保する。整備区域を立体的な範囲として都市計画に定めるための変更案を付議する。
都で初めてＥＣＩ方式の技術協力・施工タイプを試行する工事となる。詳細設計業務をパシフィックコンサルタンツ（千代田区）が手掛け、公募型プロポーザルで24年１月31日に選定する技術協力者（優先交渉権者）のノウハウを反映させて成果をまとめてもらう。24年度内に詳細設計を完了し、価格などの交渉が成立すれば、25年度に優先交渉権者と工事の契約を結ぶ。25～35年度の10カ年での施工を想定している。
都市再生特別地区に関しては、品川駅街区地区（港区）と田町駅西口駅前地区（同）、六本木五丁目西地区（同）でそれぞれ容積率や高さ制限を緩和するための変更を諮る。
この他の決定・変更案を見ると、用途地域に関しては▽品川区大崎１丁目他各地内▽練馬区羽沢２丁目他各地内▽練馬区上石神井１丁目他各地内▽足立区南花畑５丁目地内―の変更案を付議する。また、昭和記念公園（昭島市、立川市）に面積約１・２㌶の区域を追加したり、足立東部土地区画整理事業が完了した施行区域の一部を削除したりするための変更案もある。
道路関連では▽環状第６号線（品川区）▽３・４・１号甲州街道線（日野市）▽３・５・13号神明上東線（同）▽３・４・15号日野本町東平山線（同）―で現道に合わせて幅員や区域を見直す変更案を審議してもらう。
多摩都市モノレールの延伸区間は東大和市上北台１丁目地内の上北台駅付近を起点、瑞穂町箱根ケ崎地内を終点とする延長約７㌔。新青梅街道の拡幅で設ける中央帯などを利用して、高架の複線軌道と７カ所の駅（仮称Ｎｏ・１～７駅）を新設する。都と多摩都市モノレールが11月29日に環境影響評価書案を提出した。環境影響評価の手続き完了を待って都市計画案を審議会へ付議することになる。工事期間は約10年を見込む。提供：建通新聞社
善福寺川上流調節池は、善福寺川緑地（杉並区成田西３丁目地内）から関根文化公園（上荻４丁目地内）に至る延長約５・８㌔の地下トンネル式。30万立方㍍の貯留量を確保する。整備区域を立体的な範囲として都市計画に定めるための変更案を付議する。
都で初めてＥＣＩ方式の技術協力・施工タイプを試行する工事となる。詳細設計業務をパシフィックコンサルタンツ（千代田区）が手掛け、公募型プロポーザルで24年１月31日に選定する技術協力者（優先交渉権者）のノウハウを反映させて成果をまとめてもらう。24年度内に詳細設計を完了し、価格などの交渉が成立すれば、25年度に優先交渉権者と工事の契約を結ぶ。25～35年度の10カ年での施工を想定している。
都市再生特別地区に関しては、品川駅街区地区（港区）と田町駅西口駅前地区（同）、六本木五丁目西地区（同）でそれぞれ容積率や高さ制限を緩和するための変更を諮る。
この他の決定・変更案を見ると、用途地域に関しては▽品川区大崎１丁目他各地内▽練馬区羽沢２丁目他各地内▽練馬区上石神井１丁目他各地内▽足立区南花畑５丁目地内―の変更案を付議する。また、昭和記念公園（昭島市、立川市）に面積約１・２㌶の区域を追加したり、足立東部土地区画整理事業が完了した施行区域の一部を削除したりするための変更案もある。
道路関連では▽環状第６号線（品川区）▽３・４・１号甲州街道線（日野市）▽３・５・13号神明上東線（同）▽３・４・15号日野本町東平山線（同）―で現道に合わせて幅員や区域を見直す変更案を審議してもらう。
多摩都市モノレールの延伸区間は東大和市上北台１丁目地内の上北台駅付近を起点、瑞穂町箱根ケ崎地内を終点とする延長約７㌔。新青梅街道の拡幅で設ける中央帯などを利用して、高架の複線軌道と７カ所の駅（仮称Ｎｏ・１～７駅）を新設する。都と多摩都市モノレールが11月29日に環境影響評価書案を提出した。環境影響評価の手続き完了を待って都市計画案を審議会へ付議することになる。工事期間は約10年を見込む。提供：建通新聞社
