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建通新聞社(東京)
2023/11/21

【東京】JKK 共同設計に委託 烏山松葉通の設計

 東京都住宅供給公社は烏山松葉通住宅の建て替えに伴う基本・実施設計の委託先を共同設計(新宿区)に決めた。11月15日に希望制指名競争入札を開札した結果、1番札の1億9598万円で応札した同社を落札者とした。新住棟の規模を総戸数385戸以上と想定。基本設計を2025年11月末まで、実施設計を27年11月末までに終えて工事に備える。
 烏山松葉通住宅(世田谷区北烏山3ノ1161ノ4他、敷地面積約1万6400平方b)は都住供の賃貸住宅として1960、65年度に完成した。既存の鉄筋コンクリート造4階建て10棟・256戸を除却して、(仮称)カーメスト烏山松葉通としておおむね385戸以上、総賃貸面積1万8700平方b以上の新たな住棟を建てる計画だ。基本構想と基本・実施設計、開発協議、除却設計などの業務を委託して工事発注の前提を整える。
 委託先を選ぶため、3月と5月の2回にわたって公募型プロポーザルを公示したものの、いずれも不調。そこで今回は入札に切り替えるとともに予定価格を引き上げた。また、プロポ公示時には2025年9月末までとしていた基本設計の履行期間を同年11月末までに繰り延べた。実施設計の履行期間は27年11月末までで変更していない。
 引き上げ後の予定価格は基本設計が9287万7000円(147万6000円増)、実施設計が1億4612万6000円(2125万5000円増)の総額2億3900万3000円(2273万1000円増)。2社が参加した中で、共同設計は基本設計を7615万9000円、実施設計を1億1982万1000円として総額1億9598万円で応札した。落札率は81・9%だった。提供:建通新聞社